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とても華やかなギターを弾く人(5 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしがこのCDを購入した頃、これと「スナップショット」と76年のライブぐらいだったボーリンのカタログが鬼のように増えてますね。着実にヘンドリックス化がすすんでいます。誰が何と言おうと才能あるギタリストだったボーリン。でも彼が参加するすべての録音を所持する意義があるかと言えば…。何しろ曲はソロ2作で出尽くしているし、ジャムを聴いてもそれだけのものですし。貧乏人のつぶやきになってしまいました。「ウィップス・アンド・ローゼス」は、2006年に出た「ティーザー」のアウトテイク集で、10曲、78分もあります。
ボーリンのギターの魅力は速さと引き出しの多さにあります。このCDでも10分を超えるアドリブ曲が3曲(うち2曲はライブ録音)あります。え〜と、次の展開どうしようかな、と迷う部分は一切なく、弾きに弾きまくります。ときにヘビーに、時にジャズになるギターです。バックは、ジェフ・ポーカロだったり、ナラダ・マイケル・ウォルデンだったり、デイビッド・フォスターだったりします。(このCDでは、クレジットなしです。)
結局決めの「ワイルド・ドッグ」が最もわたしの肌に馴染みます。ハードロック患者のフュージョン素人だからなんですけど。2023.07.15