舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第四十九回 TOE FAT『TOE FAT』(イギリス)
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、新連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
7月13日はオカルト記念日♪オカルティックなジャケ大集合!
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第4回【秀逸ジャケ調査委員会】ヒプノシスのジャケットは総じてすばらしい。だが中にはこれはいかがなものかというものも…
ヒプノシスのデザインしたすばらしいジャケット群。でも、なかにはアレなジャケットもあるわけで…
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 小さい折れあり
ヒプノシスによるジャケットが鮮烈な70年発表の1stアルバムと、71年発表の2ndとのカップリング。メンバーであるKen Hensleyは、後にUriah Heepに加入します。
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何故弾かないのか?(2 拍手)
イニュ円導さん レビューをすべて見る
ユーライアヒープファンならご存知のトゥーフアットである。ヒプノシスの素晴らしく不気味なジャケが印象的な一枚。メンバーにK.ヘンズレー、L.カーズクレイクがいる彼らの、ザ.ゴッズの後のバンドと認知されているみたいだが、音は「ヒープ前夜」を期待して聴くとコケる。なんといってもK.ヘンズレーがギターに専任し、ほとんどキーボードを弾いていない。鼻クソ程度。ホントに。なんでや? という訳でトゥーフアット(の1st)は、重いリズムでミディアムテンポの曲中心の比較的ストレートなラウドなハードロックといったバンドだ。
悪くはないと思うが、やはり、ヘンズレー=オルガン=ヒープを求めてしまう。何故「ヒープ」しなかったのだろう?(全員ヴォーカルとってコーラスしているが、ザ.ゴッズの1stでモロに「ヒープ」していた「ルッキング.グラス」みたいなモノではない。)
いやいや、全て「ヒープ」ありき.あるべしで判断してはいけないだろう。なかなか曲はいいし、ワイルドなヴォーカルも(ちょっとデビッド.カヴァーデールっぽい)いい。個人的にベースのラインが格好良くて好き。全体的にゴリゴリしてる。うん、やっぱりブリティッシュファンは好きになるだろうな。これは。