MJR024(MOONJUNE)
CD-R、デジパック仕様。
プログレ三昧でインドネシアDISCUSとイスラエルSHESHETの人気に火が付きましたが、このインドネシアのグループも悶絶ものなんだよなぁ。
数は少ないながらもコアなプログレファンを唸らせる高水準なシンフォニック/ジャズ・ロックバンドが存在しているインドネシアのグループ、09年4thアルバム。その音楽性はエレピを中心としたキーボードとギターが指揮を取る垢抜けたサウンドを基本に、ガムラン、クンダンなどのエキゾチックな打楽器を配した、インドネシアのお国柄を反映した爽やかなエスノ・ジャズ・ロックとなっています。カンタベリーにも似た、どことなく甘みのある音像はやはりインドネシア独特のものですが、前作「trance/mission」でみせたスリリングなパフォーマンスにより一層磨きをかけた硬派なジャズ・ロックサウンドは、単なるAOR系ムードミュージックとは一線を画す、ひとクセもふたクセもある個性的なものです。辺境ファンは要チェックな作品と言えるでしょう。
KTZAT ACHERET(NO NAMES)のメンバーが結成したグループ、優美なメロディが美しいイスラエル歌ものロックの逸品、79年作
2,490円(税込2,739円)
LOST WORLD BAND(LOST WORLD)/OF THINGS AND BEINGS
現代ロシアを代表する3人組プログレ・バンド、2016年作5th、圧倒的にまばゆくテンションみなぎるサウンドで駆け抜ける一大傑作
2,290円(税込2,519円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. Salilana Pertama (Forever, Part 1) (14:01) |
2. Salilana Kedua (Forever, Part 2) (6:46) |
3. Tak Jauh Pertama (Not So Far, Part 1) (7:42) |
4. Tak Jauh Kedua (Not So Far, Part 2) (9:11) |
5. Trah Lor - Laras (Northern People - Voices) (2:28) |
6. Trah Lor - Rupa (Northern People - Faces) (3:41) |
7. Trah Lor - Tapak (Northern People - Prints) (3:46) |
8. Karuhun (To Elders) (9:06) |
9. Disapih (Being Away) (13:06) |
インドネシア恐るべし、RETURN TO FOREVERから80年代以降のクリムゾンまでを飲み込みつつ、ロイネ・ストルトばりのイマジネーションで包み込んだ2013年快作!
「ミュージシャンの視点からプログレッシブ・ロック作品を捉える」ことをコンセプトに、同じ時代を生きる世界中の素晴らしいプログレッシブ・ロックアーティストたちの作品を幅広く紹介するコラム。担当は、MUSEAからデビューした日本のアーティストnetherland dwarf!
00年代新鋭ジャズ・ロック・グループ〜ソフツやハットフィールドのDNAを継ぐバンドを世界中からセレクト!
ソフト・マシーンやハットフィールドなどカンタベリー・ミュージックのDNAを継ぐ新鋭ジャズ・ロック・バンドを世界中からピックアップいたしましょう。
インドネシアン・ジャズ・ロックの筆頭格、SIMAK DIALOGの2013年作『6TH STORY』がリリース
近年、優れたプログレ/ジャズ・ロック・グループを次々に輩出しているインドネシア。その筆頭格と言えるグループSIMAK DIALOによる、2013年作5th『6TH STORY』がリリース。
00年代以降に登場した良質な新鋭ジャズ・ロック・グループを選りすぐってご紹介してまいります!
NHK-FMの『プログレ三昧』でDISCUSが取り上げられ、プログレ・ファンにとって注目すべきエリアとなったインドネシア。DISCUSにも勝るとも劣らない硬派かつイマジネーション溢れるジャズ・ロック/プログレの名作が続々と届いておりますので、ピックアップ!
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暑い赤道の国から冷たいエスニック風冷麺はいかが?(13 拍手)
kobakunさん レビューをすべて見る
「いやー、こんな音待ってました!」。一言で言うならば「香辛料の効いたエスニック風味の冷麺」。
インドネシアというお国柄、南米っぽい熱くてから〜いラーメンを想像していたのですが、意外や意外、出てきたのは冷たい冷麺。
穏やかでエモーショナルなジャズロックでした(わかりにくくてすみません)。
例えるなら、正統的なブリティッシュ・ジャズロック、あるいはパット・メセニー系の音に近いかもしれません。
メロディーラインにエスニックな感じはなく、ややメロウな印象は、クールでさっぱりし過ぎかと思わせますが、全編を通じて聴かれるガムランなどの打楽器がよいアクセントになっています。
食べてるうちに、隠し味のスパイスが効いてくるといった感じでしょうか?(まだまだわかりにくくてすみません)。
辺境っぽさを期待すると肩透かしを食らいますが、土着っぽいリズムの上を流れる流麗な演奏が気持ちよく、私は寝る前、枕元でこのCDをよく聴いています(といってもBGMではありません。念のために)。
辺境マニア以外、なかなか手を出さない国のバンドでしょうが、捨てておくのはもったいない完成度の高い作品で、音楽の裾野は広いということを肌で感じるためにも、ぜひとも聴いておきたい作品です。
じわりじわりと感動させられる知的なエスノ・フュージョン(2 拍手)
ike333さん レビューをすべて見る
93年結成のこのバンドの音楽は、何気なく聴くとエレピとギターによるインターナショナル指向のフュージョンだが、実は、パーカッションがインドネシアの民族打楽器(ケンダンなど)のみで、これが鳴りまくり。一筋縄ではいかないエスノ・ジャズを演奏。前作のpaahan(ライブ)がアグレッシブでインパクト大だったが、本作は、3作目(Trance/mission)と同傾向の、知的なガムラン・フュージョン。Pat Metheny Groupなど、テクニカルな演奏と、滑らかさ(心地よさ)とが同居するような音楽の好きな人にお勧めの1枚だと思います。
遠近感操作の魔法?音の配置のテクニック?とにかく「ジャズ・ロック」で簡単に説明できるシロモノじゃないなぁ。(1 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
「あぁ・・寛げるなぁ・・・」と思って身を委ねていても、あれ?となった自分に気がつきました。
慌ててジャケ裏のメンバーと使用楽器を見ればなんとパーカッション奏者が二人!しかもひとりが「リード」となってる!私は無知でして「Sundanese Kendang Percussion」という楽器も???です。
二人とも同じ仕様、つまり普通のドラム・セットを使ってない!この民族打楽器?が全編を支配してるんですね。keyは Fender Rhodes E pianoが主体で私の好きな音、Grはメセニー調からルシャール・ピナス風まで色々やってくれてますが、パーカッションが徹頭徹尾クールに、しかも背後から忍び寄ってくる・・・初めて聴く音楽です。
初期OREGON?初期メセニー?いや違うなぁ。トリロク・グルトウ、サリフ・ケイタあたり?奥ゆきが違うなぁ。
寛いで油断してると、だんだん緊縛状態になってしまう不思議な魅力があります。フリップ&サマーズからリズムセクションのエレクトロニクスを排除した感じ?違うって!