フィンランドのグループ。04年作。ハード・エッジなギター、シャープでエネルギッシュなリズム隊、彩り豊かなキーボードによるパンチの効いたソリッドなアンサンブルが印象的。バンド・アンサンブルが内包する熱気と、北欧らしいクールな質感とが鮮やかなコントラストを描き、これぞ北欧シンフォと言えるダイナミックかつ透明感溢れるサウンドを聴かせています。流れるように歌い上げるヴォーカル、たいへん伸びやかで叙情性溢れるメロディも実に素晴らしい。自主制作ながらサウンド・プロダクションも上質で、かなり完成度の高いシンフォニック・ロック作品に仕上がっています。
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