70年代カンタウトーレの遺伝子を受け継いだNicola Randoneを中心とするグループ。02年のソロ・デビュー作に続き、03年にバンド名義となってリリースされた作品。聴き所は、Nicola Randoneのヴォーカル。しっとりと包み込むような歌唱からハイ・トーンの劇的な歌唱まで、聴き手を突き刺すような感情ほとばしるヴォーカルは圧巻。アンサンブルも素晴らしく、くすんだトーンのキーボードと伸びやかにメロディを奏でるギターによるシンフォニックなパートから、リリカルなピアノとアコギによるイタリアらしく陽光降り注ぐようなパートまで、アルバムのどこを切り取ってもメロディが溢れ出します。ここぞで流れるメロトロンもドラマティック。スティーヴ・ハケットとダイナミックなバロック音楽とが出会ったようなギターも特筆です。恐るべき完成度で、ただただ唸るしかありません。ドラマティックなイタリアン・シンフォのファンは必聴の傑作!
新鋭プログレ・グループにより00年代にリリースされた作品の中から、メロトロン溢れる作品をセレクト!
【ユーロロック周遊日記】現代のカンタゥトーレNicola Randone率いる伊シンフォ・グループRANDONE特集!
現代のカンタゥトーレNicola Randoneを中心とするシンフォニック・ロック・グループRANDONEを特集☆
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
ドラマティックな飛翔感はイエスばりだし、甘く雄大なメロディはいかにもイタリアならではだし、伊新鋭による壮大なクラシカル絵巻☆
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