FGBG4126AR(MUSEA) 【96年発売CD】
ライヴ音源やミックス違いなど4曲のボーナストラックを収録。
中期クリムゾンの荘厳さ+フランス特有の耽美な幻想性。時折覗かせるシアトリカルな表情も相まって、聴き手を作品世界へと引きずり込む魔力を漂わせる、これぞフレンチ・プログレな名作。
耽美な魅力を放つKING CRIMSONフォロワーとして有名なフランスのグループの78年唯一作。ギターのへヴィーな音色などには確かに中期KING CRIMSONからの影響を色濃く感じさせますが、ボーカルの咽び泣くようなシアトリカルな語り口やアナログ・シンセサイザーなどの重みは同郷ANGEを髣髴とさせ、へヴィー・シンフォニックな音像を作り上げています。もちろんそんな凶暴なサウンドと対比するようにメロトロンやストリング・シンセサイザーを使用した叙情も用意されており、共にフランスらしい冷ややかな響きが印象的です。
フレンチ・プログレ代表格、79年発表の最高傑作
フランスのクリムゾン・フォロワー筆頭格、78年の傑作
71年作、ジャパニーズ・ロック黎明期に録音されたプログレッシヴなスーパー・セッション・アルバム!
ヴァイオリンやフルートをフィーチャーした「スペインのクリムゾン」とも云われるヘヴィ・プログレ・グループ、78年リリースの1st
73年発表、ギリシアのみならずユーロ・ロック屈指と言って過言ではない!アヴァンギャルドかつ気品に満ちた傑作
仏プログレを代表するグループ、仄暗く幻想的な音世界に惹きこまれる大傑作2nd、75年リリース
ベトナム系フランス人兄弟を中心とするフレンチ・プログレの代表的グループ、75年デビュー作
フロイド、クリムゾンからの影響を取り込んだ、アーティスティックなフレンチ・プログレの傑作、77年作
トルコ系フランス人のメンバーが結成したシンフォ・グループ、CAMELを想わせるファンタジックかつメランコリックなフレンチ・シンフォの名作、80年作
唯一無二のコバイア・サウンドが確立された73年の大傑作、邦題「呪われし地球人たちへ」
76年リリース、ヴァイオリンとサックスのスリリングな応酬に息つく暇もないフレンチ・ジャズ・ロック史上の傑作!
フランス、82年作、ファンタスティックなシンフォ・プログレ
アトールと同じEURODISCより76年にリリースされたデビュー作、フレンチ・ロックの名作
タイ・フォンのメンバーがゲスト参加するなど、タイ・フォンの弟分と言えるバンドによる77年作、叙情派シンフォの名作
ANGEを起点に巡る、フレンチ・シアトリカル・プログレ・セレクション☆
今回は、フレンチ・シアトリカルの代表格と言えるANGEを出発点に、フランス伝統のシアトリカルなパフォーマンスが楽しめる作品を新旧織り交ぜてピックアップしてまいりましょう〜☆
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King Crimson系へヴィーシンフォニックバンド(5 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
78年唯一作
フランスのKing Crimson系代表バンドによる唯一作。
全体的にへヴィーな作風であり、とにかく暗いです。
ギタリストでありリーダー格と思われるPatrick Woindrichが、かなり
Robert Fripp的な演奏を聴かせることもあり、King Crimsonが比較に
上がるのでしょう。ただ、楽曲の構成的にはかなりシアトリカルな雰
囲気を持っており、その辺りは同国ANGEなどと見比べると興味深いで
すね。歪んだギターとジャズロック的なリズムが山を作ったあとにメ
ロトロンがうっすらと鳴り始め、シアトリカルなナレーションが入る
というのは、合わせ技ですが面白いです。
フランスを代表するへヴィー系の名盤、必聴です。
とっつきづらいかも…(1 拍手)
Waku Luckyさん レビューをすべて見る
暗い…というか、とっつきづらいタイプの音楽だと思いました。ポップなところがまったくないです…
無調的なフレーズやギター・ソロの音色はKing Crimson的。
ヴォーカルはシアトリカルに歌うというよりもサイケな演出に徹しているようなかんじです。
全体的にすごく冷たい感じがするのは独特なキーボードの音色によるものかもしれません。2曲目のアコースティック・ピアノも古いアップライト・ピアノのような不思議な音がしています(録音のせいかもしれませんが)。
同じような暗い雰囲気が続きますが、よく聞くとアレンジは複雑で演奏は上手いです。
プログレ的な要素は満載なんですが、もう少し普通のロック/ポップスとして聞きやすい曲があったほうが個人的には好みです…
ただ、「これがたまらなく好きだ!」という人もきっといると思います。
ハードなAnge。(1 拍手)
Mayumiさん レビューをすべて見る
70年代後半のプログレらしい一枚。
金属音のような硬い音だが、メロディラインは綺麗な印象を受けた。
仏語で歌われるヴォーカルは歌い方等が同国のAngeに似ている。
Angeが好きで、ハードなプログレが好きな人にはオススメ。
あと、少々音が暗くても良い人で。
KCの後追いとして水準は行っています(1 拍手)
じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
フランスにはMAGMAの後追いとKCの後追いバンドがかなり存在します。後者に当たるこれは強迫的な煽り等共通点はあるものの、あれほどの鋭角さ荘厳さはないです。KCの後追いで面白いのはもはや後追いとはいえないだけのオリジナリティを確立したHELDON、あとはKC的要素のあるジャズ・ロックバンドのBRAINSTORMぐらい。