VMCD138(VINYL MAGIC)
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター。
ジェノバ出身のグループは歌心が魅力ですね。このグループはその代表格。アルバムのフィナーレを飾るこの曲なんて、ヴォーカルの熱唱に導かれ、これでもかと畳み掛ける叙情展開に完全ノックアウト・・。
イタリアを代表するプログレッシブ・ロックバンドの72年の作品。Nico Di Paloのハードな音楽性の色濃い作品となっており、純ハードロック然とした楽曲から哀愁のバラード、キーボーディストMaurizio Salviが大活躍のシンフォニック・ロックまでを放り込んだイタリアン・ロックを代表する1枚。もともと雑多な音楽性を持ちながら咀嚼能力に優れたNEW TROLLSらしい作品となっています。本作を発表後にバンドは分裂、Nico De Paloは新バンドIBISを結成、一方Vittrio De ScaltiはN.T. ATOMIC SYSTEM名義でクラシカルな音楽性を追求した名盤「ATOMIC SYSTEM」をリリースします。
NEW TROLLS/CONCERTO GROSSO N.1 AND N.2
美麗なストリングスをフィーチャした荘厳かつ劇的な「N.1」、リラックスした雰囲気で展開するクラシカル・ポップ的作風の「N.2」、どちらもイタリアン・ロック必聴作!
2,390円(税込2,629円)
「音楽歳時記」 第八十回 10月12日 たまごの日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
【カケレコ中古棚探検隊】ヘヴィ・メタルの源流 in イタリア!? ニュー・トロルス『UT』
中古棚にひっそり佇んでいる「これは!」という一枚を見つけ出して聴き所をご紹介します!
50周年連載企画<BACK TO THE 1971>第13回:NEW TROLLS『CONCERTO GROSSO PER.1』
2021年にカケレコがお届けしている特別企画「BACK TO THE 1971」。 今から50年前の1971年に産み落とされた名盤を取り上げる特別企画「BACK TO THE 1971」。今回はクラシカル・ロックの金字塔、ニュー・トロルス『コンチェルト・グロッソ1』をピックアップ。
【カケレコ中古棚探検隊】1枚で2作品が楽しめる!お得な2in1CDを探索☆
今回は、カケレコ中古在庫の中からおすすめの2in1CDをセレクトしてみました。 気になるアーティストの入門にも是非どうぞ☆
有名所から知る人ぞ知るマイナーグループまで、世界各国のハード・ロック・テイストに溢れたプログレ作品を見てまいりたいと思います!
『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜「年の暮れにふさわしい壮大なクラシカル・ロック」〜
年の瀬にふさわしい、壮大でクラシカルなプログレの特集です。
【カケレコ中古棚探検隊】5枚組10枚組はあたりまえ!怒涛の《大箱》ボックス・セットをピックアップ♪
2枚組3枚組じゃ物足りない!5枚以上のボックス・セットをピックアップしました♪
【ユーロロック周遊日記】イタリアン・クラシカル・シンフォの金字塔NEW TROLLSの71年作3rd『CONCERTO GROSSO N.1』
一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。 本日は、今年『N.3』をリリースし来日公演も行ったイタリアン・プログレ・シーンの代表格NEW TROLLSによる71年作『CONCERTO GROSSO N.1』をピックアップいたしましょう。
芸術の秋!プログレの秋!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干黄ばみあり、ケースに価格シールあり
NEW TROLLSの1stって聴いたことあります?これがなかなか完成度の高いサイケ・ポップなんですよね。バタつくリズム隊、こってりとしたヴォーカルもイタリアらしくてナイスです☆
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり
ジェノバ出身のグループは歌心が魅力ですね。このグループはその代表格。アルバムのフィナーレを飾るこの曲なんて、ヴォーカルの熱唱に導かれ、これでもかと畳み掛ける叙情展開に完全ノックアウト・・。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干黄ばみあり
クラシカルで叙情的な作風でおなじみのNEW TROLLSが唯一ジャズ・ロックに接近した異色作!
あまりに流麗かつ艶やかなクラシカル・ロックに感涙する前半、バンドのエネルギーがむき出しになったパワフルなハード・ロックに圧倒される後半。イタリアン・ロックの醍醐味が凝縮された大名盤!
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NT最高の一枚(2 拍手)
じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
イタリアのハードなプログレッシヴらしく英米のようなブルースの濁りがあまり感じられないエレガントで伸びやか、かつ切れのあるスタイリッシュなサウンドです。自分はとりわけバラード調の曲がイタリアらしく艶めいていて好きですね。“ATOMIC SYSTEM”と並ぶNTの二大頂点でしょう。
イタリアのこてこてギターを聴け(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ニュー・トロールズと言ったら、やはりこの盤でしょうね。イタリアの典型的なバンドは、クラシック路線の鍵盤奏者と、ジミ・ヘンドリックス崩れのギタリストの組み合わせで、彼らは見事にこの図式の中にいます。わたしは鍵盤よりギタリストが気になります。英国ハードの様式にはほとんど影響されず、バニラ・ファッジやアイアン・バタフライで時間が止まっているのがギターの特徴だと思います。ただただ歪ませて弾きまくる、というギターです。
6曲めの「ケ・トロッパ・グエラ」のギターをぜひ聴いてみてください。ファズ・ギター2本のユニゾンのカッコいいこと。この盤では、ビットリオ・デ・スカルツィはギタリストで通していて、ニコ・ディ・パーロとふたりソロ体制なのです。また典型的ハードロックが一転、歌ものフォークになってしまう展開の鮮やかさ。次の曲「パオロとフランチェスカ」では、ギター左右がメロメロの愛を囁くという、アバンギャルドなアイデアを聴かせます。
ビットリオの父親はストゥディオGのオーナーで、おそらく生活に困ったことなどないでしょう。ハングリーなニコ(勝手に想像してますけど)と合わなかったんだろうな、と…。この二人が高い緊張感でぶつかる名作です。