帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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首都陥落宣言(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ワシントンDCのアフリカ系アメリカ人口比率が最も高い、というのは意外な事実です。なのでバンドの名前がパーラメント。デトロイトやアトランタがアフリカ系人口が多いのは理由がわかります。なぜDCに多いのか。アフリカ系のインテリ労働者、あるいはそれら階層でのサービス産業従事者が多い、というのがわたしの推理でございます。チョコレート・シティは、それら事実からDCの異名にあたるそうです。
前半がこれでもかというファンク。ここでのベースは聴きものです。というよりあまりに自由に動くので気味悪くなるほどです。ただジェイムズ・ブラウンをずっと聴いていると、感覚が麻痺してきませんか。強烈過ぎて全部が同じに聴こえてしまう、という。このレコードでは最後までファンクで押すわけではありませんで、「レット・ミー・ビー」以降はジャンル分け不能なボーカル曲が続きます。これはふざけて歌っているのか、と聴いているとさにあらず、感極まって泣き出したりするボーカルなのです。歌うのはギター本業のエディ・ヘイゼルです。
音が過激なのはファンカデリックのほうかも知れません。しかし、この盤の過激さもかなりのものです。ジョージ・クリントンが歌い、ブーツィー・コリンズが這いまわり、バーニー・ウォレルが舞う。名作です。2022.10.25