長くペンドラゴンのキーボードを務めると共に数々のユニットでも活躍するクライヴ・ノーランはリック・ウェイクマンの息子、オリヴァーと2枚のアルバムを制作しているが、本作はその二人がメアリー・シェリーの名作「フランケンシュタイン」を題材にして制作したサード・アルバム用音源を中心に、前2作制作時の未発表音源を追加。リック・ウェイクマンの文芸3部作に通じる、華麗なキーボード・プログレッシヴを2000年代に蘇らせた名ユニットの実力を遺憾なく発揮した充実音源!(レーベルインフォより)
ANDERSON/STOLT/INVENTION OF KNOWLEDGE
ジョン・アンダーソンと、ロイネ・ストルトらフラワー・キングス人脈による夢のプロジェクト・バンド、16年作
690円(税込759円)
SOLARIS(HUNGARY)/MARSBELI KRONIKAK II
ハンガリー・プログレ代表格、30年の時を越え『火星年代記』の続編として制作された2014年作!
2,590円(税込2,849円)
ALAN SIMON/EXCALIBUR V MOVE CRY ACT CLASH!
フランス出身のシンフォ系ミュージシャン、ケルト伝説を題材にしたロック・オペラ・シリーズ第5弾の21年作、Steve Hackett/Martin Barre/Richard Palmer James/John Wettonら参加!
2,700円(税込2,970円)
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キーボードシンフォニックの真髄、此処に極まれり!(0 拍手)
hukuroさん レビューをすべて見る
ダブルキーボードでのウェイクマン・ノーランアルバムは毎回発売に成ると飛びついて居るが今回もリスナーを一切裏切らない緻密な構成と大胆且つアグレッシブな演奏に又々度肝を抜かれた次第。
いつもテーマに沿ってストーリーにインスパイアされた曲作りは丁寧で構築性が有り予想がつかぬ展開が随所に仕込まれて居てリスナーを飽きさせる事無く物語りの終焉迄突き合わせてしまう。
オリバーの親父譲りのテクニックは遺伝子の成せる技か?クライヴの野太い響きの有るキーボード音色は本人自身余程お気に入りの様でどのバンドや楽曲でも善く耳にする定番シーケンサーで有る。
演奏のアレンジは前曲の「パスカヴィル家の犬」を彷彿とさせるが其処はそれ!両者の編曲に依るオリジナリティーが充分発揮され又、一皮剥けた心境地へと誘ってくれる。
今回はレジェンド親父も参戦でより!華麗で豪勢に盛り上げてくれてるがリックも良い跡継ぎが二人も居て幸福だなあ。そしてキーボードプレイヤー達との親子競演を聴ける私たちも幸せですね〜。