カナダのSSWが前作に引き続きメンフィスはSTAXでレコーディングした73年作2nd。前作もSTAX録音ながら、カナダらしいポップ・フィーリング豊かなサウンドでしたが、さらにその方向で洗練させ、ポール・マッカートニー的ポップさとアーシーな哀愁とが絶妙にバランスしたフォーキー・ポップスを聴かせています。エミット・ローズをちょっぴり土臭くしたようなナンバーから、ホリーズばりのコーラス・ワークが光るナンバー、ピアノとストリングスが切なくて泣けるバラードまで、前作以上に表現力豊かになったヴォーカルと流麗なメロディが冴え渡る佳曲がそろっています。一般的には、前作の方が評価が高いですが、本作も負けてないどころか、楽曲の完成度はこちらの方が上と言って過言ではないでしょう(ジャケは前作の方がずっと良いですが)。ホリーズからグレアム・ナッシュが抜けないで、そのまま活動を続けてメンフィス録音した感じ!?ニッチ・ポップのファンにもオススメな名品です。
フランスのZEUHL/チェンバー・ロック、MAGMAやUNIVERS ZEROを凌駕する怪奇度!80年代初期録音
2,320円(税込2,552円)
MITEN (ANDY DESMOND)/LIVING ON A SHOESTRING
元GOTHIC HORIZON、英フォーキー・ポップの味わいがたっぷりと詰まった芳醇な英SSW作、75年1stソロ
2,190円(税込2,409円)
【作品追加】カナディアンSSW特集!〜カナダならではの凛としたリリシズム〜
秋から冬にかけて味わいたい、リリシズムいっぱいのカナディアンSSWたちを探求いたしましょう。
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