「フォーク・ロック界のジミヘン」の異名をとる黒人ミュージシャンArthur Lee率いるLA産サイケ・フォーク・ロック・バンド、67年傑作3rd!
590円(税込649円)
【真夏のサイケデリック探検隊Vol.3】けだるい夏の午後に聴きたい、けだるげサイケ・フォーク&フォーク・ロック選
愛の夏、サイケの夏!今回は夏休みという事で、ついつい昼寝をしたくなってしまう「けだるい夏の午後」にピッタリのサイケ・フォーク&サイケ・フォーク・ロックをセレクトいたしました。
ニック・ドレイクがどんな音楽に影響を受けていたのか、生い立ちから紐解きました。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯に若干ケースツメ跡・軽微な折れあり、スリップケースに若干圧痕あり
Jimi Hendrixとも交流があった黒人ロック・ギタリスト、Arthur Lee率いるサイケ・フォーク・ロック・バンドが67年に発表した傑作3rd 。“黒人音楽とTHE BYRDSとの邂逅”とも称された傑作1
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デビュー作にして、すでにアーサー・リーの激情がほとばしる(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ラブと言えば「フォー・エバー・チェンジズ」と思ってやしませんか。わたしに言わせれば、「フォー・エバー・チェンジズ」だけを聴いてラブを判断するほど乱暴な話はありません。何事にも理解するにはカテゴライズは必要で、ただラブほどカテゴライズしにくい「ヘビーロック」バンドは、あまり知りません。
彼らを最初聴いてバーズの影響を指摘する人が多いと思います。確かにリーダーのアーサー・リーとギターのイーコルズがメンフィスから西海岸に出てきて、バーズとグラス・ルーツに衝撃を受けたのは事実のようです。しかも二人が影響を受けたのは、バーズの抒情のほうよりバーズのラジカリズムのほうなのでした。この盤、イーコルズの狂おしいギターとリーの激しい歌声を聴くためのようなものです。
つけ加えるとファースト作、「フォー・エバー・チェンジズ」のあと、リーはジミ・ヘンドリックスに接近し、突然メンバーを全員解雇したり、ジャムにのめりこんだりしていきます。それものたうち回る、という表現しかできない重さと共に。可愛らしい曲の印象と裏腹に、のちのちのリーの狂気まで感じ取れるのが、このファースト作です。