WAR（闘）

U2の面々は、ロリー・ギャラガーのファンだったらしい（3 拍手）

たすけさん レビューをすべて見る

昨日CDを整理したら出てきました。冬とこのレコードのイメージは切っても切れません。「ニュー・イヤーズ・デイ」の印象から年末に出たと勘違いしておりました。実際は2月です。洋楽の番組で出る、出ると宣伝されていて、店頭に並んだ初日に買ったと思います。何がすごいかと言って、ドラムズの録音です。このレコードの爆裂スネアは、アリフ・マーディンもホール＆オーツも真似することになります。加えて表紙の少年の表情が本気です。ファーストではあんなに可愛かったのに…。

基調になっているのは様々な怒りです。紛争に対するものであったり鈍感な保守政治に対するものであったり。「ワン」という単語が多用されていて、判り合える、ひとつになれるという曲のオチになっていくのが、ボノの若さです。のちにキース・リチャーズの手ほどきでブルーズになっていく彼らからすると、この時期の若さと無鉄砲さを愛してしまうのでした。この後12インチで爆裂リミックスが出たり、ライブが出たりして金属疲労で擦り切れてしまった曲たちです。

わたしは、もうひとつのアイルランド出身バンド、バージン・プリューンズのコアなファンでした。グッギやガビン・フライデーがボノの幼馴染という話を聞いて、本当にびっくりしてしまいました。2021.12.16