盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり、若干ケースツメ跡・スレあり、ケースに小さいヒビあり
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
恐るべき息の長さを誇る英国人間国宝(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
ベスト・アルバムと言いつつ、かなり凝った選曲がされているコンピレーションです。彼らは活動歴が長く未だ現役(…と言ってもいいんだろうな…)。わたしは70年代の印象が強烈なんですけれど、80年代までカバーしていて、シングルだけの曲、アルバム収録の曲両方を拾っています。スモーキーと言えば「リビン・ネクスト・ドア・トゥ・アリス」。当然1曲めです。
英国のここらへんのポップ(グラム)グループは、マイク・チャプマン=ニッキー・チンの仕掛人コンビのお世話になっています。この二人の曲は鉄板である反面、どのバンドに提供した曲も似通っていて無個性であると言えるかも知れません。スモーキーの場合はこのコンビとの相性がとてもよく、メンバー作曲のものとチャプマン=チンの曲の両方が立っていて、印象に残るシングルヒットをいくつも残しています。デビューのときの「パス・イット・アラウンド」は、イキのいいロックン・ポップで大好きです。このコンピでは落とされていて残念…。
コーラスはスイートやシュワディワディみたいなのに、スモーキーの何よりの特徴が骨太で男性的なリード・ボーカルです。彼のしわがれた歌い方がなかなか興奮させ、単なるティーンエイジ・ポップには終わっていません。時代が変わってもメロディの良さとロック魂は変わらず続いています。2021.10.06