KING CRIMSON/IN THE WAKE OF POSEIDON
衝撃的デビュー作「クリムゾン・キングの宮殿」の構成を踏襲した70年2nd、前作に匹敵する重厚さドラマ性に加えジャズ系ミュージシャンを起用し新機軸も打ち出した一枚
990円(税込1,089円)
SIR LORD BALTIMOREから始まる暴走ハード・ロック特集!!!
「元祖ヘヴィ・メタル」SIR LORD BALTIMOREを起点に、壊れたジェットコースターのように暴走する世界のハード・ロックを集めました。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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霜降り和牛をわさびとゆず塩で(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
北米のトリオ編成ハード・バンドは、グランド・ファンクやサー・ロード・ボルティモアを頂点に爆音であるケースがほとんどです。ダストは、フックがあると言いますか、十分ストレートでハードであるのに、「ハウ・メニー・ホーセズ」のようなブライトなシャッフルを持っている稀有なバンドです。ハード好きな人は「スーサイド」の、高速連打ドラムズと鋼のベース攻撃に失神することもできます。わたしは表紙の雪山対決に敗れた英雄が、敗北を受け入れず自決を選ぶという勝手なストーリーをつくっています。
これだけリスナーを惹きつける鋭さを持っているのに、70年代にわが国に紹介されていなかったことが不思議なんですよ。紹介されていて、わたしが知らなかっただけなんでしょうか。ベースのケニー・アアロンスンは、ストーリーズ、デリンジャーはじめ多数の録音に参加している人ですし、ドラムズのマーク・ベルはラモーンズで叩く人。(だいぶ演奏スタイルは違いますけれど…)どうもわが国のハードロック・レビューは英国重視だった気がしてなりません。
「ザスリー・スポークン」のけだるい弦楽バラードも評判いいです。ブラック・サバスがよくやる曲間のインストみたいで清涼感にあふれています。肉汁たっぷりのステーキをわさびで食べる、みたいなもんでしょうか。2021.11.23