ER42101(ESTRELLA ROCKERA) 【2004年発売CD】
廃盤、2in1CD、デジタル・リマスター。
DOWNLINERS SECT/SINGLES A'S AND B'S
当時ヴァン・モリソンやロッド・スチュワートから賞賛された英ビート〜R&Bの名バンド、シングル・コンピ、全29曲
1,190円(税込1,309円)
COLUMN THE REFLECTION 第4回 「68年の光り輝く(?)日」〜 68年の夏に思いを馳せて 文・後藤秀樹
音楽ライター後藤秀樹氏による新連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!第4回は「1968年の夏」をテーマにしたナンバーを、氏の思い出と共にご紹介していきます。
ヘヴィなサイケだったり、ソフトでドリーミーなサイケだったり、ガレージ系だったり、ほんのりサイケなルーツ・ロックだったり、あとアウトサイダーだったり、エクスペリメンタルでぶっ飛んだサイケだったり、無謀にもサイケを12の小カテゴリに分類!
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賑やかで五月蠅く大変よろしいです(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
「ホワイト・バード」の印象しかない自分にとって、いい意味で予想を裏切られました。バイオリンと女性ボーカルに過度に依存するわけでなく、泥臭くにぎやかなロックンロールを聴かせてくれます。それだけでなく、オルガンとバイオリンを上手に目立たせたインスト曲や、前のりのキューバ音楽まである多彩さです。クラブ出演から叩きあげて人気バンドへ上り詰めた彼らの本質は、ファーストよりこちらのほうだったのかと思いました。
この2in1のCDは、にぎやかな「チョイス・クオリティ・スタッフ/エニィタイム」と、「トゥデイ」からなります。71年「チョイス…」のほうは、メンバーチェンジ前後で旧A面、B面が違う構成。73年「トゥデイ」は、リーダーであるバイオリン、ソング・ライターのデイビッド・ライフレイム脱退後のラスト作です。キャリアが短い割には、メンバー出入りが多かったバンドだったようです。
6.Words は、サンタナも青くなるようなラテン曲です。破壊的なパーカッションに、ディストーション・ギター、ハモンド乱れ弾き(こんな言葉あるんでしょうか…)まで出てきて大変よろしいです。ハードロック中毒のわたしは、こうした曲に無条件に喝采を叫んでしまうのでありました。ファーストより「イッツ・ア・ビューティフル・デイ」であります。