FGBG4997(MUSEA)
ゴリゴリと肉厚感あるサウンドで疾走するプログレ・ハードがとにかく爽快感抜群。イングヴェイばりの超速弾きも交える熱くテクニカルなフィンランド出身ギタリスト/マルチ・プレイヤーによる快作!
フィンランド出身のギタリスト/マルチ・プレイヤーTony Riveryman(Toni Jokinen)によるソロ・プロジェクト、9年ぶりとなる2ndアルバム。メタリックなエッジを強調したトーンでフュージョン風のメロディアスなフレーズを奏でる個性派ギターを主役とする、THE FLOWER KINGSやTHE TANGENT系のスケール大きくダイナミックなプログレ・ハード/シンフォニック・ロックが持ち味。ギターとハードに絡む派手な音のオルガン、シンフォニックな厚みをもたらすストリングス・シンセ、雄々しい英語ヴォーカルなど本人による多重録音プレイに加え、ゲスト奏者によるパワフルなドラムも交えて、ゴリゴリと肉厚感あるアンサンブルで疾走しており、とにかく爽快感抜群。本職のギターもやはりさすがで、曲によってはイングヴェイばりの超速弾きも炸裂していて聴きどころです。マルチ・プレイということもあり各楽器のプレイが交わることでの妙という点ではやや大味なサウンドですが、それがかえってスケール大きく躍動感ある音作りに繋がってもいる印象。かと思うと、ピアノやヴァイオリンがミステリアスに掛け合う室内楽風ナンバーや本格的なクラシックギター曲が合間に挟まれていたりと繊細な表情も見せていて、一筋縄ではいかないユニークなセンスも特筆です。メタル/フュージョンのテクニックを駆使してスリリングかつ自在に音を紡いでいくギターがカッコいいエネルギッシュな力作です。
TIGER MOTH TALES/STORY TELLERS: PART TWO
現キャメルの英マルチ奏者/コンポーザーPete Jonesによるプロジェクト、初期ジェネシス・ファン&キャメル・ファンには問答無用でおすすめの18年作4th!
2,500円(税込2,750円)
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。