14230(SPALAX) 【91年発売CD】
クリムゾンばりの緊張感と凶暴性を備え、かつエレクトロニクスに接近した意欲作。次作と並んでフレンチ・プログレ界に名を連ねる傑作ですね。
Richard Pinhasを中心に結成し、KING CRIMSONから強い影響を受けた破壊的且つ実験的要素の強い音楽性を持ちながら、エレクトロニクスを使用したコズミックな個性、MAGMA人脈を擁した肉感的な凶暴さをも併せ持つフランスのグループの76年作。次作「Stand By」と肩を並べる名盤と名高い本作は、シンセサイザーによる無機質なシーケンス・フレーズが大きくフューチャーされており、Richard Pinhasの凶暴にフリップナイズされたギターとのコンビネーションで聴かせる作品であり、「Stand By」をHELDONのバンドサイドの名盤とするならば、こちらはエレクトロサイドの名盤と呼ぶことが出来ます。
HATFIELD & THE NORTH/ROTTERS' CLUB
Richard Sinclair/Dave Stewart/Phil Miller/Pip Pyleという鉄壁の布陣で録音された75年2nd、カンタベリー・ロックの最高峰に位置づけられる大傑作!
490円(税込539円)
EGGレーベル屈指の傑作と言われる78年唯一作、HELDONのRichard Pinhas&Francois Augerが参加したエレクトロ系フレンチ・プログレの逸品
2,480円(税込2,728円)
エルドンのリーダー、76年ソロ作
77年作、フレンチ・プログレ/アヴァン・ジャズ・ロック
70年代に世界中から登場したクリムゾン・フォロワー名盤を選りすぐってピックアップ!
ユーロレーベル探求 ちょっと心残り編その2【フランス】
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干カビあり、トレーに黄ばみあり
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無、カビあり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯有、ケースツメ跡あり
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ スレあり
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健康と病気をつなぐインターフェイス(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
人格が破壊されそう、というか、脳幹をゆさぶられるかという形容になるシンセサイザーのシークエンスを基調とした暴力的な作です。オープニングはそうでもないんですけれど。驚くのが、とても勘の良いフランソワ・オーガーのドラミングで、これを聴くだけでもお賽銭あげたくなります。「アドニア」のオズでも叩いていた人ではないでしょうか。
フランスの電子楽器系は、ドイツのそれとどう違うか。まさにドラムズを肉体派の人が担当するところだと思います。ドイツにもヤキ・リーベツァイトとか、クラウス・シュルツとか著名なドラマーはおります。しかしドイツの電子楽器系は、リズム自体を機械に任せることが多いようです。それとジャズの影響が強くて、鋭角的な電子音を使うところも特徴であると思います。結論として、ソリッドな音になります。
この盤では、リシャール・ピナスが半分はシンセサイザー奏者として活躍しています。ところどころでフリップの影響強い、うねうねしたギターがリズム感悪くからんできます。健全な肉体が病魔に侵されていくような居心地悪いギターです。ロックには、気持ち悪いことを楽しむ、という妙な聴き方もあります。トランスを望む聴き方です。一方で70年代だなあ、と強く思うのでした。