AK211(AKARMA) 【2002年発売CD】
紙ジャケット仕様。
「アメリカン・ハードロックの隠れた傑作。きらびやかなVoの声質と、トリオによるパワーに満ちたアンサンブルで押しまくる豪快なサウンドを聴かせる。後のMONTROSE、さらには1980年代以降のHMすら予感させる、早過ぎた名作」by kazzさん
ミシガン出身〜デトロイトを拠点に活動したハード・ロック・トリオ。71年作。ストレートにゴリゴリと迫り来るパワー・トリオの典型のような直球サウンド!存在感十分の高音ヴォーカル、ブルージーな泣きメロ、ツボをついたコーラスワーク、タイトでタフな疾走感溢れるドラム&ベース、いずれも申し分ない素晴らしさ!サイケデリックなエッセンスは薄いですが、パワフルでテクニック抜群、泣きのメロディ/ソングライティングでビシバシ感情を揺さぶってくるナイス・トリオという意味では、THIRD POWERなどがツボなサイケファンにも大推薦!
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重くて華やかなアンサンブルに真っ逆さま(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
デトロイトを本拠地にして活動したトリオで、マザーズの前座を西海岸でつとめたとき、フランク・ザッパが口をきいてくれてキャピトルからデビューとCDのライナーには書いてあります。ブルーズを基本としたヘビーロックですけれど、歌いあげる達者なボーカルとすさまじいギターの演奏が、水準を突き抜けた感のある音です。あわただしくデビューしたのか、スタジオ録音とライブのものが混じっていて、ライブの「リトル・ルースター」「サークル」の2曲は、大迫力です。両方とも7分超え。ライブでコンガをポカポカ叩く人がいます。トリオなのに何で、と思います。
わたしの所持しているCDは、2012年のAURORA盤です。マスター音源の著作権者がわからず、関係者がいたら連絡してほしいと書かれています。つまりメンバーや関係者が全て行方知れずになっているのですね。なので再発になかなかならず、このAKARMA盤は値段が高騰していました。たしか「万」の単位まで言っていたと思います。
特徴なのが、バラード曲で透明感ある声を聴かせるところ。同じくデトロイトで、フロストというバンドがいますが、そのドラマチックさを思い出します。USハードを追いかけると、一枚きりの高水準バンドに出会い続けます。それをどらだけ知っているかが勝負です。いったい何と勝負しているかは知りません。