VMCD081(輸入帯右側)(BTF)
紙ジャケット仕様、輸入帯右側についてます。
NEW TROLLSを脱退したNico Di Paloらによるヘヴィ・シンフォニック・ロック!イタリアン・プログレの陰影とテクニカルさにハード・ロック的ヘヴィネス、幻想的なリリカルさまで合体した隙の無い傑作ですよね。
Vittorio De ScalziとNico Di Paloを双璧とするプログレッシブ・ロックグループNEW TROLLSは、名盤「UT」リリース後に分裂。Vittorio De ScalziはNEW TROLLSに残り「NT Atomic System」をリリースする一方で、脱退したNico Di Paloらは新たにグループを結成し「?」リリース後にメンバーをマイナーチェンジ。IBISとして発表したのが本74年作。その内容は、イタリアの陰影を映したへヴィー・プログレッシブな作風を基本にクラシカルな様式美が彩るシンフォニック・ロックであり、Nico Di PaloがNEW TROLLSに取り込もうと考え、最後には脱退の引き金となったハード・ロック寄りのプログレッシブ・ロックへのアプローチが積極的に行われた傑作です。Nico Di PaloのハードなギターワークとMaurizio Salviのクラシカルな音楽性が結実した傑作と言えるでしょう。
KING CRIMSON/LARKS' TONGUES IN ASPIC
フリップ以外のメンバーを一新して制作された73年作5th、圧倒的な緊張感とダイナミズムが支配する大傑作!
890円(税込979円)
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
元NEW TROLLSのギタリスト/ヴォーカリストらによる伊プログレ・グループ。壮大なシンセに象徴されるプログレッシヴ・ロックとスピード感溢れるハード・ロックが混ざり合ったサウンドは聴き応え抜群!
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イタリアンへヴィープログレ大名盤(10 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
74年1st。
72年に「UT」を発表したNew Trollsですが、Vittorio De Scalziと
Nico Di Paloの2人が仲たがいし分裂。
結果、Nico Di Paloは「Nico, Gianni, Frank, Maurizio」名義での
アルバムを1枚リリースし、それを母体に新バンドIBISを結成。
IBISでは2枚のアルバムを残しました。
さて、1stの「Sun Supreme」は圧倒的なテクニックとハードな音楽性で迫る
イタリアンプログレの大傑作。
彼らでしか表現し得ないへヴィーな音楽性がここにあります。
「Nico, Gianni, Frank, Maurizio」名義でアルバムをリリース後にソロへ
転向したGianniの穴は、元Atomic RoosterのRic Parnellが埋めています。
これもでもかというリフレイン(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
70年代イタリアのロックの中でこの作品が特異であるのは、徹頭徹尾音が「重い」ことです。特に1. Divine Mountain(というより、旧A面全部の大作) の第三楽章にあたる部分。\\\\
贅沢なまでの傑作!(やはり日本で人気あり?)(1 拍手)
Waku Luckyさん レビューをすべて見る
1曲目の格調高いアコースティック・ギターにのった静かな歌から、曲間なしで2曲目のハードなオルガンが切り込んでくるところで「これは傑作だ!」と確信しました。
大胆な曲調の変化や完成度の高いクラシカルなパートはいかにもイタリアらしいですが、歌詞が英語なのもあってか、曲自体はどちらかというとブリティッシュ・ロック風です。クラシカルなパート、ハード・ロックなパート、フォークなパート…いずれも完成度が高く、それらが絶妙なタイミングで切り替わっていくという 、これ以上ない贅沢なつくりです。
プログレ・ファンはもちろん、もっと幅広い人にアピールしそうなすばらしい作品です。
輸入版ですが、紙ジャケはよくできていると思います。なぜか帯に日本語で「イタリアン・プログレッシヴ・ロック」と書いてありました…
ハードなプログレッシヴ名盤(0 拍手)
じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
イタリアのプログレッシヴとハードロックと二股かけている作品は、英国ものほどブルースの裏打ちがないせいかどこかリズム隊の線がか細いような印象を受けていまうのですが、反面より華麗にプログレッシヴかつメロディアスでもある気がします。これもあまり好みでないものの、間違いなく名盤です。
★3.9(0 拍手)
アカズノマさん レビューをすべて見る
分裂中のNEW TROLLSのメンバーによって結成されたバンドのファースト
暗く重厚なアコギを配した叙情的な歌メロのオープニングの曲から、突如として狂ったEL&Pみたいな鍵盤炸裂の2曲目へと雪崩込む所が非常にカッコいい!
音の根っ子はハイトーンボーカルを擁したギターも活躍する硬質な演奏のハードロックだが、随所にアコギ、ピアノやオルガン、メロトロン、シンセ等を効果的に使用し、非常にヘヴィでありながらドラマチック且つ幻想的な世界をも巧く構築している
緊張感のある演奏、楽曲、複雑な展開や全体を覆うシリアスな空気感はIL BALLETTO DI BRONZOの「YS」に近い気がする