RA099(RAYUELA) 【2017年発売CD】
2in1CD、2017年リイシュー。
哀愁と祝祭感に溢れるアンデス・フレイヴァーたっぷりのフォークと、格調高いチェンバー・ジャズ・ロックを巧みに融合させた音楽性、孤高だなぁ。テクニックも凄いし、南米ファンのみならず、プログレ・ファンなら聴いて損なしです。
69年結成、71年にデビューを果たして以来、現在も活動を続ける南米チリ出身のプログレ/フォーク・ロック・バンド、81年作4thと83年作5thを収録。哀愁と祝祭感に溢れるアンデス風フォーク・ミュージックと、欧州の薫り漂う格調高いチェンバー・ロック・エッセンスを巧みに融合させた、デビュー時からのバンド独自のアプローチを更に推し進めたのが81年リリース『VIAJE POR LA CRESTA DEL MUNDO』。1曲目こそいかにも南米と言える、ロンダドール、タルカと言ったアンデス笛楽器や弦楽器のチャランゴなどが賑々しく鳴らされるアンデス色溢れるフォーク・ロックですが、それ以降は、タイトに攻めるジャズ・ロック・タイプのリズム・セクションを土台に、アンデス・フレイヴァーは残しつつもマリンバやヴァイオリンが絡み緊張感を生み出すテクニカル・プログレへと発展していきます。南米のメロウで艶やかな叙情性とアカデミックな格式を持つチェンバー・テイストの組み合わせはまさに孤高。83年作『HA LLEGADO CARTA』は、さらにテクニカル度を増して疾走するジャズ・ロック・アンサンブルと、メロウでたおやかなフォーク・ロック、そしてアヴァンギャルドな現代音楽的アプローチがめくるめく音世界を構築する圧巻のプログレ傑作。南米シーンを見回しても屈指と言える先鋭的なサウンドを堪能できる2作品です!
SUNCHILD/MESSAGES FROM AFAR: THE DIVISION AND ILLUSION OF TIME
KARFAGENのKey奏者&コンポーザーAntony Kaluginによる別働プロジェクトによる18年作、これぞ「メロディアス・プログレ」と呼びたいとめどなく美旋律溢れ出す逸品!
2,300円(税込2,530円)
ブラジル出身プログレ・バンド、76年デビュー作、南米らしい柔らかな叙情性と初〜中期GG影響下にある先の読めない楽曲展開が魅力の名作
2,590円(税込2,849円)
アモン・デュール『楽園へ向かうデュール』から、世界のまどろみサイケ・フォークを探求!
英米ヨーロッパ南米から「まどろみサイケ・フォーク」を探求!
民族音楽とプログレ、今回は70年代に活躍した世界各国のバンドを取り上げてまいります!
繊細なフォークタッチ中に一筋縄ではいかないプログレ精神が潜む、世界のプログレッシヴ・フォーク特集!
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チリを代表する名グループの71年作。溢れ出る哀愁もさることながら、彼らの楽曲には希望のような光が感じられて素敵です。ちなみに彼ら、80年代以降はジャズ・ロックへとシフトします。
ケーナ、ロンダドール、タルカ…。アンデス地方の笛楽器が彩る、魅惑のフォルクローレ・ロックを聴かせます。と思ったら管弦が優美に交差する格調高いチェンバー・ロック展開も挿入されて、これは一筋縄ではいかない好バンド!
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