70年代末に結成、01年にデビューしたフランスのジャズ・ロック/プログレ・グループ、17年4thアルバム。元々は5人編成でスタートしたバンドですが、現在は結成時からの中心メンバー、キーボード/プログラミング/パーカッションを担当するJean-paulとギターのMichelのDedieu兄弟によるユニットとして活動。打ち込みとパーカッションによる多彩な音色を用いたリズムワークにシンセ&オルガンで叙情的な情景を描くキーボード、そして歌うような自在な表現力でメロディを紡ぐギター。両者ともテクニックは抜群ですが、決して技巧任せにスリリングに畳み掛けるタイプではなく、サウンドトラック的とも言えるかっちり構築された楽曲の中で各楽器が絡み合いながら美しい音像を作り上げていく、映像喚起的なサウンドが特徴的です。ヴァイオリン(をシミュレートしたキーボード?)によるオリエンタルなエッセンスをふんだんに取り入れているのも大変印象的。ゆったりと身を任せるように楽しめる心地よさがあるインスト・ジャズ・ロックの秀作です。
PINK FLOYD/PIPER AT THE GATES OF DAWN
67年の記念すべきデビュー・アルバム、シド・バレットの才気ほとばしるブリティッシュ・サイケデリック・ロックの大傑作!
1,120円(税込1,232円)
[カケレコ国内盤リリース中] ブラジル、BACAMARTEとQUATERNA REQUIEMのメンバーを中心とするシンフォ・バンド17年デビュー作、初期CAMELと壮大なバロック音楽を組み合わせたようなメロディアスかつ厳粛なシンフォニック・ロック!
2,990円(税込3,289円)
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