CDBMR008152(BOHEME) 【2000年発売CD】
イエスの明瞭さやテクニックをベースに、クリムゾン的ダークネスやヘンリー・カウの硬質さを加えたようなイメージ!? ロシアン・プログレの古典的名作ですね。
ロシアのグループ。85年作の1stアルバム。清涼感溢れるクラシカルなキーボードとSteve Howe譲りの硬質なタッチのスリリングなギターが印象的なシンフォニック・ロック。クラシカルな優美さだけでなく、チェンバー・ロック的な緊張感やダークネスも持ち味で、硬軟取り混ぜたダイナミックな展開が聴き所。テクニック、アンサンブル、アレンジともにハイレベル。名作です。
77年リリースの唯一作にしてブリティッシュ・シンフォの大傑作、ファンタスティックで英国叙情匂い立つアンサンブルは素晴らしすぎます!
3,290円(税込3,619円)
ロシアのシンフォ・グループ、傑作2ndに続く09年作3rd、文句無しの傑作、鮮烈!
明日カケレコ事務所で流れる予定のBGMをご紹介していきましょう♪
今回は、「夏」をアルバム・タイトルに冠したプログレ作品を探求してまいります☆
【ユーロロック周遊日記】ロシアン・プログレの古典的名作HORIZONTの85年1st『SUMMER IN TOWN』
一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。 本日は、ロシアン・シンフォの古典的名作とも言われるHORIZONTの85年作『SUMMER IN TOWN』をピックアップいたしましょう。
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ロシアのシンフォニックロック名盤(10 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
85年1st
旧ソ連時代のYES系グループで、大曲3つ構成の作品。
1曲目はオルガンを全面に出したクラシックロック。
アンサンブルはYES系の硬質なものですが、オルガンの
使い方はCollegium Musicum(チェコ・スロヴァキア)の
キーボーディスト、Marian Vergaのような軽い雰囲気。
2曲目は打って変わってスペースシンフォニックロックという
ような広がりのあるストリングスサウンドを展開。
冷ややかで図太いシンセサイザーの音は旧ソ連バンドの
特権ともいえるものです。
Amenophis(ドイツ)のような叙情をそのままに、より線を
太くしたようなサウンドです。
3曲目は全曲のスペーシーな雰囲気を引きずりますが、
突如シンセサウンドを使ったチェンバーなアンサンブルへ。
最後はなぜかベースをブリブリしてMagma状態・・・。
いやいや、不思議なバンドです。
好みが分かれるのではないかと思うけれど・・・(1 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
ロシアのシンフォ・バンドHORIZONTのデビュー作。
確かにギターはSteve Howe影響下にあり、1曲目は初期のYESに少しENID風味を加えた感じだし、2曲目は何となく「RELAYER」っぽい雰囲気・・・でも、YESサウンドではないので、そのままYESファンにおススメすることはしない。
2ndに繋がる実験的、即興的な3曲目は好き嫌いが分かれそうだし、万人受けするアルバムではないと思うのだが、「ロシアン・プログレの古典的名作」というコメントについてはそのとおりだと思う。
おそらく、彼ら名義の作品はこのアルバムと、89年にリリースされた「THE PORTRAIT OF A BOY」の2作のみだと思う。
私は2ndを先に聴いて「何これ?」状態だったので、後から聴いた1stを平凡に感じてしまったけれど、オリジナリティーと完成度に関してはこちらも負けてはいない。
聴きやすさでは1st、衝撃度では2ndではないだろうか。