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この盤は最後まで通さないと良さがわからない(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
スターズの実質ラストで4作め、トロント録音です。わたしはデトロイトから彼らが出て制作したことに意味があると思っています。前作「アテンション・ぽっぱーず」がセールスも評判もよろしくなく、気合を入れる意味合いがあったのかと。また、彼らの音づくりはマイケル・リー・スミスの歌唱力頼みの部分が多かったので、粗雑なプロダクションのスタッフを入れ替える意味もありますでしょう。ジャック・ダグラス批判ということになってしまいますが。
メンバーも入れ替え、かつてないほどヘビーロックにチャレンジしています。また、4 My Sweet Childは、レイナードかと思うメロメロ・ブルーズです。ギターのリッチー・ラノはモントローズをお手本にしてたんじゃないでしょうか。ベース、ドラムズもしっかりしましたし安心して聴けるところがあります。8 Coliseum Rockからラストが彼らの本音の部分。スターズ史上最も重くて硬質な音が出てきます。
今や忘れ去られた存在の彼らです。でも中古市場では依然として人気があります。4枚そろえるのにけっこう苦労しました、わたしは。