RR4063CX(REPERTOIRE) 【90年発売CD】
ジミー・ペイジの代役を務めたこともあるギター/ヴォーカルが率いるバンド。むせび泣くフルートやサックスと、ハードかつブルージーなバンド・アンサンブルがハイテンションにぶつかり合う!Vertigo勢の中でもアクの強さは屈指!
Vertigoレーベルよりリリースの1st。70年作。フルートの叙情的な調べから聖歌隊のような分厚いコーラス、そしてハードなヴォーカル・パートへと続く展開にいきなり興奮は最高潮。むせびなくようなフルートとハードかつブルージーなバンド・アンサンブルとのからみは、文句無しに格好良いです。各パートが寸分の狂いもなくぶつかり合う重厚なサウンドが常に高いテンションを保つ名作。
GRAVY TRAIN/(A BALLAD OF) A PEACEFUL MAN
VERTIGOレーベルより71年にリリースされた2nd、叙情性溢れる味わい深い英国ロックの名品
710円(税込781円)
レイト60sUKアンダーグラウンドシーンで活躍したコンポーザー/プロデューサーP.C.ライオンズによるユニット、通算4作目、アヴァンギャルドかつ美しいサイケ・ポップの逸品、71年発表
880円(税込968円)
バカテクギター&変てこヨーデル風スキャットが炸裂する怪曲「HOCUS POCUS」収録、71年2nd!
唾吐きフルートとアグレッシヴな女性Voが特徴的なブリティッシュ・ロック、70年唯一作
最初期にマウロ・パガーニが在籍したことで知られる伊プログレ・バンド、73年デビュー作
ヴァイオリンやフルートをフィーチャーした「スペインのクリムゾン」とも云われるヘヴィ・プログレ・グループ、78年リリースの1st
【カケレコ中古棚探検隊】世界の納涼フルート・プログレを探求!
夏の暑さに効く!納涼フルート・プログレを中古棚より探求いたします☆
「そしてロックで泣け!」第二回 グレイヴィ・トレイン「アローン・イン・ジョージア」
世間ではあまり知られていないが、聴いたら思わず涙がホロリ、もしくは嗚咽をあげて泣きむせぶ、そんなロックの隠れた「泣ける名曲」を紹介。お相手は、叙情メロディとネコをこよなく愛する音楽ライターの舩曳将仁。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり
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暑い暑い暑い(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
田舎の駅で列車を待つ営業マン風の男。でもホームで車いすに乗せられた男マネキンと窓から突き出た腕は何でしょうか。わたしは、ずっとこのジャケットをキーフだと信じていました。グレイヴィー・トレインというタイトルはブルーズに著名な盤があったと思います。ノーマン・バレットのダーティなブルーズ・ギターに特徴があるバンドでありながら、もうひとつ武器を持っていました。管楽器です。
ときにジェスロ・タル風な唾はきフルートとギターに対抗するどろどろサックス。土俗的な演奏は、オザンナをほうふつとさせます。彼らはこれら管楽器を使ったジャムを得意にしていました。普通英国のバンドがこれをやるとトラッド趣味が出てくるもんですが、彼らは演歌のようなアクの強さで押し切ってしまいます。実際にバレットのつらそうなボーカルは、昭和演歌に通じるものがあると思っているのです。英国に珍しく温度と湿度が高い、サウナのようなバンドです。
実際にこのアルバム・カバーを見ながら音を聴いていると、夏の暑さが倍増します。最終曲にいたっては16分間も暑苦しさが続きます。ヴァーティゴ・レーベルの、うすぼんやりとしたレーベル・カラーにもあまり馴染んでいる印象はありません。強烈な成り上がり感覚とも言うべきしつこい演奏は、逆にあっぱれと言いたくなってしまいます。それにしても暑い。結局営業男の待つ列車は夕暮れになっても到着しないようです。それならまた一晩彼らの音に付き合ってみましょう。