PLURIMAMUNDI(-)
ボーナス・トラック1曲。
イタリア新鋭による17年作なんですが、トラッドとクラシックをミックスしたような哀愁溢れるエレクトリック・ヴァイオリンは凄まじいわ、声量豊かな女性ヴォーカルも素晴らしいわで、これは現代イタリア版カーヴド・エアと呼びたい逸材!
04年結成、09年にデビューした新鋭イタリアン・ロック・バンドによる17年作。中心メンバーであるヴァイオリニストが奏でるトラッドとクラシックをミックスしたような独特の哀愁溢れるエレクトリック・ヴァイオリンがリードを取る個性派クラシカル・プログレ。ギターばりの熱量でアグレッシヴに弾きまくるヴァイオリンのプレイに圧倒されますが、同じくクラシックの素養ある格調高いピアノ、そして声量を生かしたパワフルな歌唱から繊細な歌唱まで自在な美声女性ヴォーカルも素晴らしいです。さらにリードプレイをヴァイオリンに譲るギターは、リフやリズムワークの合間にメロディアスなフレーズやヴァイオリンとのユニゾンを聴かせていてさり気なくもいい仕事をしています。ヴァイオリンと女性ヴォーカルと言ったら思い浮かぶのはカーヴド・エアですが、ずばり彼らこそ現代イタリアのカーヴド・エアと言ってしまいたい逸材。これは傑作です!
今やメキシコのみならず中南米シーンを代表するグループとなった彼らの17年作、相変わらずのスケール大きくエネルギッシュなシンフォニック・ロックが素晴らしすぎ!
2,390円(税込2,629円)
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