BIGPINK490(BIG PINK)
紙ジャケット仕様。
英フォーク三美神やリンディスファーンあたりが好きなら、マイナーだけどこのグループは是非聴いてみて欲しいなぁ。フックあるメロディメイクと瑞々しく端正な演奏が素晴らしい英フォーク・ロック、71年ラスト作!
英国出身のフォーク・ロック・バンド、70年のデビュー作につづく71年リリースの2ndで彼らのらラスト・アルバムとなった作品。冒頭の歯切れ良く刻むグルーヴィーなアコースティックギターがカッコいいフォーク・ロック・チューンからとにかく最高ですが、つづく2曲目も、ピアノとアコギが叙情的に鳴らされ、粛々としかしドラマチックに歌い上げる男女ヴォーカルが胸に迫る感動の名曲!71年という時期にこのメロウで洗練された質感は凄いです。一転3曲目は清楚だけどちょっぴり舌足らずにも聴こえる女性ヴォーカルをフィーチャーしたブリティッシュ・トラッド・フォークで、三美神やトゥリーズなどを想起させる哀感が漂います。頭の3曲が際立ちますが、全体の作風としてはリンディスファーンばりのグッドメロディに溢れた瑞々しく端正なフォーク・ロックという印象で全編通して完成度高いです。ふくよかなコーラスワークやさりげなくメロトロンも使われていたりと、演奏の表情も非常に豊か。1stも名盤ですが、本作も負けず劣らずの完成度を誇る一枚。最終作なのがあまりに惜しまれます。
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