ご存知、Ian CarrやKarl Jenkins、Chris Speddingといった名手が在籍したブリティッシュ・ジャズ・ロックの名門グループ。本作は、Pharoah SandersやLouis Armstrongなどの作品に参加するアメリカの黒人ジャズ・シンガーLeon Thomasをヴォーカルにフィーチャーした、70年モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴ音源。このLeon Thomasというシンガー、黒人らしいソウルフルな粘りあるヴォーカルを聴かせていたかと思うと、突如デメトリオ・ストラトスばりに声帯を活用したいななき唱法が飛び出したり超絶スキャットを披露するものすごい実力派で、管楽器の音と聴き間違えるような超人的な声で、カーのトランペットやジェンキンスのオーボエと渡り合っていて驚愕です。英国ジャズ・ロック然としたNUCLEUSの端正な演奏と、ソウル・ジャズ調のゴキゲンなヴォーカルとが意外にもマッチしていて見事。もちろんChris Speddingの骨太な職人的ギタープレイもたっぷり楽しめます。これは素晴らしいライヴ音源!
ALLAN HOLDSWORTH & GORDON BECK/WITH A HEART IN MY SONG
前作より8年ぶりにアラン・ホールズワースがゴードン・ベックとコラボレーションした88年作
3,143円(税込3,457円)
NEW TROLLS/CONCERTO GROSSO N.1 AND N.2
美麗なストリングスをフィーチャした荘厳かつ劇的な「N.1」、リラックスした雰囲気で展開するクラシカル・ポップ的作風の「N.2」、どちらもイタリアン・ロック必聴作!
2,390円(税込2,629円)
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