リトアニアの新鋭フォーク・ロック/ポスト・フォーク・ユニットの15年作。民族楽器やアコースティック楽器を用いたオーガニックかつ透明感のあるサウンドに、リトアニア語ヴォーカルの響きが柔らかく、まるでケルト音楽のごとく古の神秘性に満ちた音像。ヒーリング・ミュージックのように安らかながら、トラディショナルなフォークにアンビエント要素、クラシカルなピアノなど様々なスタイルを巧みに融合させたアレンジが見事で、思わず最後まで引き込まれます。東欧らしいメランコリックさも漂い、ヨーロッパのフォークロアやケルティックなサウンドが好きな方のみならずプログレ・ファンにもオススメできる、質の高い一枚です。
マイナー言語のユーロ・ロック・セレクション<90年代〜新鋭編>
ユーロ・ロックの中から、馴染みの薄い「マイナー言語」で歌われている作品を選んでみました。今回は90年代以降の作品をご紹介!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。