STEVE HACKETT/VOYAGE OF THE ACOLYTE
ジェネシス在籍中にリリースされた75年1stソロ、初期ジェネシスの幻想的なパートだけを抽出したような珠玉のシンフォニック・ロック名作
560円(税込616円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干ウォーターダメージあり、ケースにシールが貼ってあります
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
年の瀬にはライブが似合う(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
アーティストがカバー曲をやるのは、聴き手へのサービスなのです。特にライブにおいては。というのは、ライブに来るお客さんが、必ずしも自分たちのファンとは限らないからです。たまたま時間が空いたからかも知れないし、田舎で来てくれるアーティストが少ないという理由かも知れない。だからお客さんの知っている曲を必ずやってくれるんです。例えば日本の小田舎に古典落語を演じに来るとして、創作落語なんかをやったらお客さんに失礼でしょ。フランク・マリノの、そのへんの気遣いが知れる、とても優しくなれるライブ演奏です。
スリム・ハーポの「アイム・ア・キングビー」をブルーズのカバー、「ジョニーBグッド」をR&Rのカバーとして、存分にギター演奏を聴かせます。サービスだけではなく、十分な技巧とセンスを持ったギタリストだ、と知らしめることもできるでしょ。そしてハードな曲だけでなく、感動大作として「ワールド・アンセム」をやり、ヘンドリックスで締めくくり。年の末にこれを選んで正解でした。ただ、わたし、カバー曲を自分が知らなかったら、必ずおさらいをしに行くことにしています。知らないままで済ましていたら、それこそ永遠ビギナーでございますから。
というわけで今年もみなさんにはお世話になりました。新年も引き続き駄文を書いていきますから、またよろしくお願いいたします。2023.12.31