CDP7944492(CAPITOL)
荒々しいブルースハープにグルーヴィーなオルガンが絡んで、サビではサイケ・ポップ的なフックを織り交ぜちゃう。英ロックで言えば、トラフィックとタメを張る名グループによる名作ですね!
アメリカのブルース・ロック・グループ。前作と同様にグリン・ジョンズのプロデュースでLAで録音された68年作の2nd。ブルース・ロックをベースにサイケをまぶしたデビュー作の延長線上のサウンドですが、ポップな曲はよりフックに富み、ブルース・ロックな曲では、ヒットした「Living In The U.S.A.」のようによりグルーヴィー&ソリッドに洗練されています。オープニングのサイケデリックかつアーシーなナンバーから、まるでシドが抜けた後のピンク・フロイドを先取りしたようなサウンドに驚きます。続いて、プロコル・ハルム「青い影」に対するアメリカからの回答というようなリリカルな2曲目、けたたましいフィードバックではじまるバッファロー・スプリングフィールドをハード・エッジにしたような3曲目と畳みかけ、極めつけはヒットした4曲目「Living In The U.S.A.」で、荒々しくむせぶブルース・ハープにグルーヴィーなオルガンがからむ悶絶もののブルース・ロックを聴かせます。サビでは、サイケ・ポップ的なフックを織り交ぜるところが、いかにもこのバンドならではの味わい。本作までボズ・スキャッグスが参加しており、ソングライター&ヴォーカルとして活躍。英ロックで言えば、トラフィックとタメを張る名グループによる名作!
SANDY DENNY/NORTH STAR GRASSMAN AND THE RAVENS
ex.FAIRPORT CONVENTION、ツェッペリン4th収録「限りなき戦い」への参加でも知られる女性シンガー、71年ソロ1st
490円(税込539円)
YONIN BAYASHI/ISHOKU-SOKUHATSU
日本を代表するプログレッシブ・ロック・バンド、ピンク・フロイドからの影響色濃い74年メジャー・デビュー作
3,790円(税込4,169円)
ホワイト・ブルースの幕を開けた65年のデビュー作、マイク・ブルームフィールドの鋭角なギターが冴えるロック史上に残る傑作
ジャニスの存在を全世界に知らしめた、68年発表のロック史上に残る傑作!
のちにAORの帝王として名を馳せる彼が、69年にマッスル・ショールズでデュアン・オールマンとともに録音した米ロック傑作!
グルーヴィーなリズムにジェシ・エド・デイヴィスのスライド・ギターが映える68年の傑作1stソロ
サザン・ロックの代名詞と言うべき名バンド、69年デビュー作
アル・クーパー、マイク・ブルームフィールド、スティーヴン・スティルスによる文字通りのスーパーセッション!ロック史上に残る68年の傑作盤!
カリフォルニア産ソフト・ロック/ポップ・サイケの伝説的グループ、完璧な構築美と当時最新の録音技術が噛み合ったマジカルな68年唯一作!
ジャニスの存在を全世界に知らしめた、68年発表のロック史上に残る傑作!
ソフトロック定番、バーバンク・サウンドの真髄が詰まった68年作3rd!
シスコ・サイケの代表バンド、68年4th
トッド・ラングレン率いる米ポップ・グループ、68年デビュー作!
エレクトリック・ギターの革命児、最高傑作とされる68年リリース3rd
69年の記念すべきソロデビュー作!
69年発表の記念すべき1stソロ
COLUMN THE REFLECTION 第68回 〜 今年も過ぎ行き冬の到来、そして新たな年に向かう今 「マイ・プレイ・リスト〜冬の歌〜」セレクション 〜 文・後藤秀樹
音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「Column The Reflection」!今回は、氏が好きな「冬の歌」14選をお届けいたします。どうぞお楽しみくさだい☆
ニック・ドレイクがどんな音楽に影響を受けていたのか、生い立ちから紐解きました。
ビートルズやピンク・フロイドが使用し、数多くのロック名作を生み出したことでお馴染みのレコーディング・スタジオ「アビーロード・スタジオ」で録音されたニッチなロック&ポップス作品を特集!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ CDの圧痕あり、折れあり
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聴き込むと味が出てくるのがこの人たち(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
まるでピンク・フロイドなインストから始まるセカンドです。レコード中に「セイラー」という曲はなく、船の汽笛が何度も繰り返されるこの曲のテーマを指していると思われます。強力なのが、ボズ・スキャッグズ曲の「マイ・フレンド」、ライブ定番の「リビン・インジ・USA」が続くロックンロールです。ビートルズやプロコル・ハルムに対抗しているようです。彼らはキャリアが長く、その割には基本的な音のつくりがぶれません。このセカンドは出世作で、これにより収入が増えたはずです。でも、ユーザーに媚びたことはないと思います。
最近「アンソロジー」を買って愛聴しております。スティーブ・ミラーが「アンソロジー」に関して面白いコメントをしていて、やっと自分の納得した商品をユーザーの皆さんにお届けできる、と。つまりレーベルから制作を急かされた余り、曲ができない穴埋めをブルーズ曲スタンダードでしていたらしいいんですね。彼らがブルーズ・バンドだという定説も妖しいもんだと思うようになりました。
スティーブ・ミラー・バンドの特徴は軽さです。しかし、軽さの前に茶目っ気があり、重層的な意味がこめられている場合が多いです。ジョニー・ギター・ワトスンの「ギャングスター・オブ・ラブ」に続けて、ジミー・リード曲を演奏します。カバーでも一癖あるカバーになっています。2023.10.14