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SAILOR

STEVE MILLER BAND

CDP7944492(CAPITOL

評価:40 1件のレビュー

荒々しいブルースハープにグルーヴィーなオルガンが絡んで、サビではサイケ・ポップ的なフックを織り交ぜちゃう。英ロックで言えば、トラフィックとタメを張る名グループによる名作ですね!

米ブルース・ロックの重鎮バンド、若きボズ・スキャッグスが才覚を発揮した68年作2nd!

アメリカのブルース・ロック・グループ。前作と同様にグリン・ジョンズのプロデュースでLAで録音された68年作の2nd。ブルース・ロックをベースにサイケをまぶしたデビュー作の延長線上のサウンドですが、ポップな曲はよりフックに富み、ブルース・ロックな曲では、ヒットした「Living In The U.S.A.」のようによりグルーヴィー&ソリッドに洗練されています。オープニングのサイケデリックかつアーシーなナンバーから、まるでシドが抜けた後のピンク・フロイドを先取りしたようなサウンドに驚きます。続いて、プロコル・ハルム「青い影」に対するアメリカからの回答というようなリリカルな2曲目、けたたましいフィードバックではじまるバッファロー・スプリングフィールドをハード・エッジにしたような3曲目と畳みかけ、極めつけはヒットした4曲目「Living In The U.S.A.」で、荒々しくむせぶブルース・ハープにグルーヴィーなオルガンがからむ悶絶もののブルース・ロックを聴かせます。サビでは、サイケ・ポップ的なフックを織り交ぜるところが、いかにもこのバンドならではの味わい。本作までボズ・スキャッグスが参加しており、ソングライター&ヴォーカルとして活躍。英ロックで言えば、トラフィックとタメを張る名グループによる名作!

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レビュー一覧

評価:4 聴き込むと味が出てくるのがこの人たち(3 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

まるでピンク・フロイドなインストから始まるセカンドです。レコード中に「セイラー」という曲はなく、船の汽笛が何度も繰り返されるこの曲のテーマを指していると思われます。強力なのが、ボズ・スキャッグズ曲の「マイ・フレンド」、ライブ定番の「リビン・インジ・USA」が続くロックンロールです。ビートルズやプロコル・ハルムに対抗しているようです。彼らはキャリアが長く、その割には基本的な音のつくりがぶれません。このセカンドは出世作で、これにより収入が増えたはずです。でも、ユーザーに媚びたことはないと思います。

最近「アンソロジー」を買って愛聴しております。スティーブ・ミラーが「アンソロジー」に関して面白いコメントをしていて、やっと自分の納得した商品をユーザーの皆さんにお届けできる、と。つまりレーベルから制作を急かされた余り、曲ができない穴埋めをブルーズ曲スタンダードでしていたらしいいんですね。彼らがブルーズ・バンドだという定説も妖しいもんだと思うようになりました。

スティーブ・ミラー・バンドの特徴は軽さです。しかし、軽さの前に茶目っ気があり、重層的な意味がこめられている場合が多いです。ジョニー・ギター・ワトスンの「ギャングスター・オブ・ラブ」に続けて、ジミー・リード曲を演奏します。カバーでも一癖あるカバーになっています。2023.10.14

ナイスレビューですね!