PIC8120162(PICAR) 【2016年発売CD】
ジャズ・フュージョンの流麗さ、ファンキーさ、シアトリカルさ、猥雑さなどのゴッタ煮。恐るべしクセとアクはこれぞジャーマン。
イギリス人のTOM McGUIGAN(Vo、木管楽器、キーボード奏者)を中心にドイツで結成されたグループ、76年作の4th。初期はネクターにも通ずるメロディアス・ハードが持ち味でしたが、本作で聴けるのは涼やかなユーロ・ジャズ・ロック。オープニング・ナンバーでの、ギターとエレピのミニマルなフレーズが交錯するリフをバックに、サックスが幻想的に鳴らされるアンサンブルは、ソフト・マシーン『6th』あたりを彷彿させます。でも、途中では、粘っこくギターのカッティングが入ってきたり、ヴォーカル&メロディはどこかシアトリカルでどこか猥雑な感じだし、一筋縄ではいかないところはいかにもジャーマン・ジャズ・ロック(ジャケからも分かる通り)。フュージョン・タッチの2曲目でのキレ味とスティーヴ・ハウを彷彿させるギターのリードは見事だし、テクニック、アンサンブルのアイデアともにハイ・クオリティ。ユーロ・ロック〜ジャーマン・プログレのファンにはたまらないクセとアクのある逸品です。
EGGレーベル屈指の傑作と言われる78年唯一作、HELDONのRichard Pinhas&Francois Augerが参加したエレクトロ系フレンチ・プログレの逸品
2,480円(税込2,728円)
DULCIMER/AND I TURNED AS I HAD TURNED AS A BOY
71年作、ファンタスティックなジャケも魅力のブリティッシュ・フォーク傑作
2,290円(税込2,519円)
オルガン・ロック、フュージョン、ごった煮風・・・なんでもありのジャーマン・ジャズ・ロックを探求!
ジャーマン・ジャズ・ロックの「なんでもあり」な魅力をお伝えすべく、様々なタイプの作品を集めました!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 小さいケースツメ跡あり
初期NEKTARやELOYに通ずる、サイケチックで粘りっ気の強いハード・ロックはドイツならではですね。後にジャズ・ロック路線を開拓するバンドの、記念すべき1st。
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