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米南西部のニューメキシコ出身のルーツ・ロック・バンド、哀愁いっぱいの泣けるスワンピー・ロック曲たっぷりの71年作2nd

米南西部のニュー・メキシコ出身のルーツ・ロック・バンド、71年作2nd。アルバムのオープニングを飾る、ビートルズ『アビーロード』収録曲「Carry That Weight」のカヴァーが実に秀逸！アコギの物悲しいアルペジオ、敬虔さと叙情がにじむキーボード（オルガンとハープシコードの間のような不思議な音）によるバッキングは切ないし、哀愁を漂わせるちょっぴりソウルフルなヴォーカルもグッときます。他の曲もクラシカルさとソウルフルさが共存している泣ける曲ぞろいで、プロコル・ハルムを思い出しました。レーベルからのインフォには「ヘヴィ・ブルース・ロック・バンド」とありますが、というよりもルーツ色あるフォーク・ロック〜スワンプ・ロックと言った方が的を得ているでしょう。ずばり、プロコル・ハルムがマッスル・ショールズで録音した感じ！？クラプトンの1stソロあたりのテイストもある印象。タイトでいてふくよかなリズム隊も良いなぁ、と思ったら、なるほど、ドラマーは、後にオジー・オズボーンのバンドに参加するなど名手として活躍するRandy Castillo。これは良いバンドですよ〜。