アイスランドはレイキャビク出身のブルース・サイケ/プログレ・トリオが70年に発表した唯一作。録音はコペンハーゲン。トリオ編成ながら、2本のギター、ベース、ドラムを軸に時折ハモンドが導入するといった厚みとコクのあるサウンドで、おそらくサポートを加えてレコーディングされたものと思われます。冒頭M1から、ツインギター、うねるベース、乾いたスネアのドラムスが織り成すクールなグルーヴに完全に持っていかれます。いい塩梅にしゃがれた艶のあるヴォーカルを乗せたブルース・ロックを基調に、変拍子などのギミックを嫌味なくセンス良く散りばめた楽曲群。特筆すべきは、ジャズとブルースのちょうど中間あたりの旨味を聴かせるギターワーク、そして艶やかなオルガンの音色が素晴らしいワルツ曲M2。北欧ビートの流れを汲む美しいコーラスやソング・ライティングも大きな魅力です。英国調の翳りをふんだんに纏ったオルガン・ポップも絶品。紛れもない傑作です。
フランスのジャズ・ロック/プログレ・グループによる当時未発表だった77〜81年の音源を収録、MAGMA/KING CRIMSONファンにオススメの超絶技巧暗黒ジャズ・ロック音源!
3,390円(税込3,729円)
JOHN BERBERIAN & THE MIDDLE EASTERN ENSEMBLE/MIDDLE EASTERN ROCK
アメリカのウード奏者(アラブ音楽で使われる弦楽器)による69年作、ギターは名手ジョー・ベック!
1,520円(税込1,672円)
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