CDM170MELOPEA(MELOPEA DISCOS)
ボーナス・トラックとして10分を超えるナンバー1曲を収録。
な、なんと70年代はじめのアルゼンチンに、初期ニュークリアスに比肩するジャズ・ロック・バンドが居たとは・・・。マイナーながらアンサンブルのふくよかさが凄い。
72年に唯一作『QUINTEPLUS』を残したアルゼンチンのジャズ・ロック・バンドによる72年のライヴ・アルバム。編成は、トランペット、アルト・サックス&フルート、エレピ、ギター、コントラバス、ドラムによる6人編成。オープニング・ナンバーを聴いて頭に浮かんだのが、イギリスのニュークリアスの1st!R&Bの陰影やグルーヴ感のあるギターは、クリス・スペディングを彷彿させるし、浮遊感あるエレピはまるでカール・ジェンキンス。そして、そこに淡い叙情を添える管楽器はイアン・カーばり。ふくよかなリズム隊も安定感抜群だし、これは英ジャズ・ロック屈指のバンドと言える初期ニュークリアスに比肩している、と言っても過言ではないでしょう。モード時代のマイルス彷彿の2曲目も雰囲気バツグンだし、トランペットとサックスがブイブイと炸裂し、ギターがマクラフリンばりのゴリッとしたトーンでアグレッシヴなリードを奏でる3曲目も熱いし、フリー・ジャズの長尺ラスト・ナンバーも良いし、これは素晴らしい!ジャズ、ジャズ・ロックのファンには激レコメンドの逸品です。
アルゼンチンのキーボード・プログレ・トリオ、77年録音/83年リリースの2nd、18歳の若きPedro Aznarによる超絶ベースが聴きモノ
3,143円(税込3,457円)
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。